アラサーサラリーマンの投資日記

米国個別株とインデックスファンドのポートフォリオを公開

【米国株】大幅下落のNVIDIAは買いなのか?

今回はコロナ禍でテーマ株となった半導体銘柄

特に人気だったのNVIDIAにスポットを当てたいと思います。

NVIDIA(エヌビディア)について

NVIDIA企業解説

米国の半導体企業、主にGPUと呼ばれるPCのグラフィックボードのチップを設計・開発しています。

GPUは多くのPCに搭載されており、高性能なグラフィックボードを搭載することでより高画質で滑らかな映像を出力できます。

そのため、近年では重たい画像処理を必要とするFPSゲーム(シューティングゲーム)が若者の間でブームになっており、それに伴いグラフィックボードの需要が高まっています。

NVIDIAの他にもAMDもRadeonと言うブランドで同じくグラフィックボードを開発していますが、NVIDIAのGeForceブランドの方がよりゲームとの相性が良くゲーマー人気が高いのが特徴です。

他にも仮想通貨(主にイーサリアム)のマイニングがグラフィックボードで出来ることもあり、投機的な人気も集めています。

現在の株価とバリュエーション

NVIDIAのチャート 左が年初来、右が5年来のパフォーマンス

過去5年で大きく株価を伸ばして来ましたが、昨年末辺りから大きく調整していることがわかると思います。

バリュエーションについても一時期高い時でPERが90倍近くありましたが、現在予想PER27倍と一気に下がって来ているため一時期と比較すれば割安感は出ていますが、配当利回りが低く圧倒的なグロース企業であるため、決算を見て売上やEPSがしっかり成長できるかが大事になってきそうです。

過去の決算の傾向

NVIDIA FY23年Q1決算資料より

直近のFY23Q1決算では売上高のYoYは46%とまずまずの成長をしてます。

しかし、前々回50%、前回53%に比べると成長鈍化が否めずQ2ガイダンスに至ってはQoQでマイナスの数字が発表されたため次回決算で良いサプライズが出せるかが鍵になりそうです。

EPSのYoYは49%とこちらもまずまずの利益を残せていますが、高いPERを考えると今後も継続して利益を出せないと株価が許容されないと思います。

参考までに、スマホ向けの半導体の設計・開発するQualcommは直近決算で同じような成長率をしておりますが、予想PER10倍とNVIDIAより遥かに安いバリュエーションで取引されています。

NVIDIA FY23Q1決算資料より セクター別売上高

セクター別ではゲーミングとデータセンターが売上の大半を占めており、ゲーミング部門は成長鈍化が懸念されています。

一方でデータセンター部門はGoogle、Microsoft、Amazonの決算を見てもクラウド事業は安定して成長しているため、その恩恵を受けてデータセンター部門も順調に成長していくと思います。

今後の展望

成長の柱であったゲーミング部門の成長が鈍化している点としてはゲームの人気タイトルが出ていないことが大きく起因していると思います。

昨年、待望のBFシリーズの新作がリリースされましたが、バグが多くまともにプレーできない状態で多くのゲーマーを失望させました。

日本で人気のあるゲームタイトルとしてはAPEXやVALOLANT等がありますが、これらはもう何年も前にリリースされたゲームであり、FPSではありますが、比較的軽いゲームなので高性能なグラフィックボードでなくても遊べるためPCが壊れない限り買い替える必要がないと考える人が多いのが実態です。

更に追い打ちをかけるのは、仮想通貨、主にイーサリアムのマイニングがバージョンアップ(PoWからPoSへの移行)によりできなくなるため大量に中古のグラフィックボードが市場に出回るのではないかとの懸念がされています。イーサリアムの他にもマイニングができる通貨はありますが、収益性が著しく落ちるため多くのマイナーが引退するのではないかと言われております。

上記のような需要の減退を考慮してかわかりませんが、今年発売予定のNVIDIA新作のグラフィックボードであるGeForceRTX4000シリーズは生産を減らすとの報道が先日ありました。

これらを総合的に踏まえると暫くは売り判断になると考えます。