アラサーサラリーマンの投資日記

米国個別株とインデックスファンドのポートフォリオを公開

米国株デビューランキングの銘柄を紹介【7位〜4位】(メタ、マイクロソフト、テスラ3社の分析)

前回の記事に引き続き楽天証券のデビュー銘柄ランキングランキング順に銘柄を紹介していきます(2022年7月の記事です)。

www.rakuten-sec.co.jp

10位~8位については下記の記事に書いています。

www.ment0s.com

 

第7位メタ・プラットフォームズ(META)

会社説明

米国のSNSプラットフォーム運営会社

フェイスブックやインスタグラムで世界最大の会員数を誇っている。収益は主に広告収入に依存しており、近年では、YoutubeやTikTokの台頭もありユーザー数の伸びに苦戦している。昨年会社名をメタに変更し、仮想現実に力を入れており、代表的な商品としてはVRゴーグルのメタ・クエストがあります。

最近では、ARグラスの開発が噂されています。

 

過去5年の株価推移(2022年8月12日時点)

2020年のコロナショックから急激に株価が上昇し2021年に最高値を付けました。以降インフレ悪化と共に暴落、他のGAFAM銘柄と比べても株価が低迷しており、コロナ以前の水準まで戻っています。

銘柄基本情報

  • 予想PER18.5倍(セクター平均17.9倍)
  • 営業利益率33.4%
  • 純利益率28.1%
  • 配当利回り0%

バリュエーションは高い企業ではない、広告収入がビジネスモデルのため利益率も高い

一方で、広告収入に依存しているため好景気や低金利時には強く不景気や高金利時に弱い特徴もあります。

 

決算と考察

メタ・プラットフォームズ 2022Q2資料 売上高推移

メタ・プラットフォームズ 2022Q2資料 セグメント別売上

メタ・プラットフォームズ 2022Q2資料 EPS推移

売上高とEPS共にコンセンサス予想未達

売上高に至っては前年同期比-1%とマイナス成長になってしまいました。2021年の成長率が高かったとはいえ、ネット株としては物足りなさを感じてしまいます。EPSも伸びていないため株価の押し上げる要因としては弱いと感じます。

今後は、広告依存の収益モデルを脱却する新たな事業ができることに期待するしかなさそうです。

CEOのマーク・ザッカーバーグはメタバースやブロックチェーンに関心があるようですが、世間はそこまで関心が高くないため、新事業の収益化への道は長そうです。

 

メタ・プラットフォームズ 2022Q2資料 フェイスブックのデイリーアクティブユーザー数

メタ・プラットフォームズ 2022Q2資料 ユーザー辺りのフェイスブックの平均収益

SNSの収益モデルはユーザー数×広告単価で構成されていますが、決算資料をみると、ユーザー数は微増してはいますが、成長に陰りが見えています。更に21年のQ4を境に広告単価も縮小傾向にあるため今後も停滞が予想されます。

結論としてはメタを買うのであれば他にも良い会社がいくらでもあるためあまりおすすめできない銘柄です。

 

第6位マイクロソフト(MSFT)

会社説明

米国の大手ソフトウェア会社

PCで圧倒的シェアを誇るwindowsOSを提供しています。PCでの強みを活かしオフィス向けのoffice365が主力ソフトウェア商品

他にもSurfaceブランドで知られるタブレット型PCやXboxブランドのゲーム機もリリースしており、ハードウエアの側面も持ち合わせています。

近年では、SaaSブームもありクラウド事業であるAzureの成長が著しくマイクロソフトの成長を支えています。

 

過去5年の株価推移(2022年8月12日時点)

毎年株価を伸ばしている優良企業

時価総額トップ層だけあって安定感があり、事業領域が多角化しているため投資環境に対応できることが魅力、売らずにホールドがド安定の銘柄です。

 

銘柄基本情報

  • 予想PER28.6倍(セクター平均19.4倍)
  • 営業利益率42.1%
  • 純利益率36.7%
  • 配当利回り0.85%

バリュエーションは高い水準にありますが、コロナ後は常にPER30倍以上あったため金融緩和でブーストがかかっていることもありますが、現在が適正水準と考えることもできます。

 

決算と考察

マイクロソフト 2022年Q4資料 決算ハイライト

マイクロソフト 2022年Q4資料 事業別ハイライト

売上高とEPS共にコンセンサス予想未達
決算時かなりのドル高のたったためグローバルで展開するマイクロソフトはその影響を受けて成長率が低く出ています。ただ、他のGAFAMに比べて売上高成長率+12%(グーグル+13%、アマゾン+7%、アップル+2%)は悪い環境の中でも健闘した面もあると思います。

2桁成長率の大きな要因はクラウド部門の成長率が大きく、クラウドコンピューティングのAzureが+40%と高い成長率を維持しています。

一方で、モアパーソナルコンピューティング部門(windowsOSのライセンスやXbox、Surface等のデバイス関係)は+2%と低成長になっています。直近の動向としてはFPSゲームのCoDで有名なアクティビジョンブリザードを買収しようとしています。現状ゲーム業界が下火になっているため、完了した際の買収額にも注目したいところです。

結論としては、直近決算でドル高の影響を受けて成長率が鈍化しているとはいえ、事業の多角化ができており、且つクラウドという高成長の柱があるため今後の成長にも期待できます。若干バリュエーションが高いことが気になりますが、長期で持てる良い銘柄だと思います。

 

第5位AT&T(T)

以前の記事で分析してますので今回は省略します

 

www.ment0s.com

 

第4位テスラ(TSLA)

会社説明

米国の大手電気自動車メーカー

電気自動車の製造販売以外にもソーラーパネルや電気自動車で培った技術を基にリチウムイオン電池の開発も行っています。近年のクリーンエネルギーブームも追い風にあり、急激に成長しています。数年前ではトヨタやGMからCO2の排出権クレジットを買い取ってもらいやっとのことで利益が出せていましたが、現在では排出権クレジットが頼らなくても利益が出せる会社に変わってきています。時価総額もGAFAMに迫っており今一番勢いのある会社です。

 

過去5年の株価推移(2022年8月12日時点)

5年で10倍以上のパフォーマンスを出している高成長企業

ボラティリティ(価格変動)が激しく買い時によっては大きく利益を上げる一方で、大きく含み損を抱える可能性のある銘柄です。

 

銘柄基本情報

  • 予想PER72.2倍(セクター平均13.8倍)
  • 営業利益率16.1%
  • 純利益率14.2%
  • 配当利回り0%

高バリュエーションですが、他の自動車メーカーと比較してはいけないスピードで成長しています。

テスラ車の需要は高く供給を増やすために大規模な自動車工場を次々と建設しているため、配当や利益の面では期待しない方がいいです。しかし、EPSは年々上昇しており、生産ラインも徐々に拡充しているためポテンシャルは十分にあります。

 

決算と考察

テスラ 2022年Q2資料 決算ハイライト

テスラ 2022年Q2資料 部門別ハイライト

売上高とEPS共にコンセンサス予想を上回る決算でした
成長率も前年同期比で+43%と2021年のQ4とQ1よりは減少してしまいましたが、それでもGAFAMが決算を取りこぼす中、素晴らしい決算を出してきたと思います。

今年に入って中国が何度もロックダウンを行っている影響でモデルYの製造や中国市場の売上にも悪い影響が出ています。しかし3月に新しいベルリン工場が始動し、課題だった自動車の供給も徐々に改善していく可能性が高いため今後のQ3やQ4の製造出荷台数にも注目していきたいと思います。

また、今年に入ってガソリン価格が値上がりしていることもテスラの業績の後押しになると思います。戦争やサプライチェーンの問題が長期化すればエネルギーを化石燃料からクリーンエネルギーへ転換しようという流れが強くなるためソラー事業も取扱っているテスラにとっては絶好のビジネスチャンスになります。事実、太陽光発電のインバーターを作っているエンフェーズ・エナジーは7月発表の決算で売上高前年同期比+68%と素晴らしい決算を出しています。

結論としては、外部環境がテスラの追い風になっているため今の情勢にあったテーマ株です。しかし、ボラティリティが激しく高PER株のため、短期で利益を上げるというよりかは買って数年後までホールドが安定の銘柄だと思います。