アラサーサラリーマンの投資日記

米国個別株とインデックスファンドのポートフォリオを公開

米国株デビューランキングの銘柄を紹介【3位〜1位】(コカ・コーラ、アマゾン、アップル3社の分析)

前回の記事に引き続き楽天証券のデビュー銘柄ランキングランキング順に銘柄を紹介していきます(2022年7月の記事です)。

www.rakuten-sec.co.jp

7位~4位については下記の記事に書いています。

 

www.ment0s.com

 

第3位コカ・コーラ(KO)

会社説明

米国を代表する清涼飲料水メーカー

60年連続増配中の株主還元意識の高い企業

代表的な商品としてはコカ・コーラやコカ・コーラゼロなど長年消費者に愛されるロングセラー商品と独自のブランド力が数多く存在しています。

しかし、近年ではモンスターやレッドブルなどのエナジードリンクが勢力を拡大していることで業績悪化も懸念されています。

 

過去5年の株価推移(2022年8月26日時点)

2020年のコロナショックで暴落や業績の悪化もあり、2020年と2021年は指数に出遅れました。2021年後半以降業績が復調したため、2022年は指数をアウトパフォームしています。

 

銘柄基本情報

  • 予想PER25.7倍(セクター平均19.8倍)
  • 営業利益率28.8%
  • 純利益率23.2%
  • 配当利回り2.79%

飲料メーカーのため、原価が安く利益率が高い

また、生活必需品の部類に入るためインフレ局面でも消費者にコスト高を転嫁できるため今のような相場環境で強い銘柄

しかし、バリュエーションが割高水準のため短期の場合は注意が必要です。

 

決算と考察

コカ・コーラ 2022年Q2資料

コカ・コーラ 2022年Q2資料 セグメント別

売上高とEPS共にコンセンサス予想を上回りました。

売上高成長率も12%と高くはないですが、21年Q3(16%)21年Q4(10%)22年Q1(16%)と、着実に成長できています。2020年代はマイナス成長で低迷しましたが、直近の決算では安定成長に戻っています。特に北米での売上が19%成長と好調でドル高の環境でも安定した業績を残せています。

高配当ではないですが、毎年増配し高い利益率が維持出来ているため長期で持てるような銘柄だと思います。

 

第2位アマゾン・ドット・コム(AMZN)

会社説明

米国にあるeコマースの最大手企業

米国だけにとどまらず世界各地でサービスを展開しています。eコマースだけでなく、ストリーミングサービスのアマゾンプライムビデオやライブ配信プラットフォームTwitch、他にも音楽サービスなど様々なコンテンツをサブスクリプションで提供しています。

その他、有名な事業としてはクラウドコンピューティングサービスのアマゾンウェブサービス(AWS)があり、マイクロソフトやグーグルなど様々な競合が存在する中シェアで圧倒的ナンバーワンの地位を確立しています。

 

過去5年の株価推移(2022年8月26日時点)

2020年のコロナショック後の大規模な金融緩和で暴騰しました。
しかし、2022年以降インフレが問題になり、FRBによる政策金利の引き上げがあったため、バリュエーションが圧縮され、暴落を経験しています。

 

銘柄基本情報

  • 予想PER1187倍(セクター平均13倍)
  • 営業利益率3.2%
  • 純利益率2.4%
  • 配当利回り0%

営業利益率が低く、PERが超割高なため、今のようなインフレ局面で市場をアンダーパフォームし易い傾向にあります。

配当が無く、配当で還元するよりも設備投資を積極的行い、時価総額を高めてキャピタルゲイン(売却益)という形で株主還元をする企業の代表

 

決算と考察

アマゾン 2022年Q2資料 決算サマリー

アマゾン 2022年Q2資料 売上高推移

アマゾン 2022年Q2資料 直近1年四半期合算の売上高推移

売上高はコンセンサス予想を上回ったが、EPSはコンセンサス予想未達
売上高は予想を上回ったとはいえ、7%成長と物足りない成長率で着地しました。
EPSが低くなってしまった大きな原因としてはかねてより出資しているEVメーカーのリビアンが上場後下落してしまったため、$3.9Bの損失を計上しました。

アマゾン 2022年Q2資料 セグメント別推移


売上構成比の大半を占める北米と海外売上高が成長鈍化傾向にあります。特に海外事業はドル高の影響を大きく受けています。一方でAWSは33%成長と順調に成長しています。

決算を見るとAWS以外のセグメントの成長は頭打ちになっており、グロース銘柄としてはGAFAMの中でもMETAに次いで厳しい決算だと思います。先日、遠隔医療サービスのアマゾン・ケアのサービス終了も発表され、今後の成長に対しても懸念材料が多いです。バリュエーションも高いため直近のショートカバーで一時上昇することもあるかもしれませんが、個人的には売り銘柄だと思います。

 

第1位アップル(AAPL)

会社説明

米国の大手テクノロジー企業

主にスマートフォンやPCといったハードウエア製造販売やオンラインサービスの販売など幅広く事業を展開しています。

アップルが製造するスマートフォンのiPhoneやPCのMacは独自のOSを搭載しており、アップル製品同士の親和性が高く、デザインもスタイリッシュであることから世界中に多くのユーザーを抱えています。

近年ではデバイスを通したサービス部門が成長しておりハードウェアの会社から派生し利益率の高いサービス部門を拡充しています。

 

過去5年の株価推移(2022年8月26日時点)

2020年のコロナショック後の大規模な金融緩和を受けて暴騰、2022年以降インフレの影響で一時下落しましたが、戻りも強く現在も最高値付近で株価は推移しています。

 

銘柄基本情報

  • 予想PER26.8倍(セクター平均18.5倍)
  • 営業利益率30.5%
  • 純利益率25.7%
  • 配当利回り0.55%

PERが高く、現状は割高な部類にあります。

営業利益率と純利益率が高くハードウエアメーカーでありながらしっかりと利益が残せています。近年に入りサービス売上が好調という面もあると思いますが、アップルのブランド力が付加価値になっている面も大きいのではないでしょうか。

 

決算と考察

アップル 2022年Q3資料 決算サマリー

売上高とEPS共にコンセンサス予想を上回りました。

予想は上回りましたが、売上高成長率2%とドル高の影響を多分に受けているため、仕方ない面もありますが、厳しい決算になりました。特に前年まで高い成長率を上げていた中国市場での売上高がロックダウンや景気減速によって冷え込んだためiPhoneやMacなどハードウエアの売上が伸びませんでした。

また、アップルのセグメント別の売上高成長率を見るとサービス(12%)しか成長事業がないことが懸念材料です。

最近の半導体企業の傾向としてPCやスマホの半導体は供給過剰になってしまっている状況のためアップルも同様に減速が予想されます。

コロナショック以降かなり上昇してきてPERも割高な部類のため、長期で考えたら問題ないですが、短期で買っても利益が出すのが難しい銘柄と思います。